遠い昔の日、大学卒業後、就職して1年が経ったある日、
HHKB Professional2というものの存在を知った。
なんと、そのキーボードには無刻印モデルがあるという。
金田一少年の事件簿のお話にあった「のちこいみにくらみ~」の
謎を全く解くことができず、じっちゃんの名にかけられないモデルである。
大学卒業直後といえば世間一般では誰しも中二病真っ只中であると言える(要出典
そんな若造に「無刻印」の三文字は強烈過ぎる。
「無無剣」「無明剣」「無刻印」こう並んでも全く違和感がない。
キートップに刻印がないということは、ミスタイプという
概念自体が存在しなくなるということである。知らないが。
刻印がない。
それは、無刻印モデルを使う我々の頭の中にキー配列が
当たり前のように存在しているからである。AキーのとなりはKで
Mキーの下はDというように。見えないものがはっきりと見えている。
脳に直接キートップの刻印がされているといっても過言ではない。
・・・いや、頭の中ではない。指先が意志を持って勝手に走るのである。
そう、これが公式に書かれている
「タイピングに喜びという価値が付加された状態」
である。
もう一度言おう。
刻印がない。
即ち、製造工程において1工程をスキップしている。
にもかかわらず、刻印有のモデルと同額なのである。
私はこれを書いていて気づいてしまった。
上記の事柄をまとめると刻印とは喜びのことになる。
待てよ、そうなると無刻印モデr(タイピングはここで終了している)
HHKBのここが好き! のお題でした。